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「宿題にはダメ」

2023/06/26
Victoryブログ

こんにちは。

Victory学院講師の山田修です。

 

“ChatGPT”など文章や画像を自動的に作り出す

生成AIについて、東京都教育委員会は、

注意喚起を促す通知を今月13日付けで出しました。

 

ChatGPTなどの生成AIは、

「検索」が中心だったインターネットの世界に

革命をもたらすものです。

 

私たちはこれまで、ネット上に膨大にある情報の中から

Googleなどの検索サービスを使って

必要な情報を探し出していました。

 

一方でChatGPTは、ネット上の情報を自ら探し出し

上手くつなぎ合わせて「答え」を出してくれます。

 

このためChatGPTは、日本語で「文章生成AI」と

言い、これまでのAIとは区別されています。

 

その他生成AIには、画像や音声を作り出すことができる

ものもあります。

それを活用して、手塚治虫氏の名作漫画である

『ブラック・ジャック』の新作を新たに生み出そう

というプロジェクトも動き出しています。

 

ChatGPTなどの生成AIは急速に普及していますが

注意すべき点もあります。

 

ChatGPTの知識は2021年9月までのもので、

情報の鮮度が古いです。

そのため解答が必ずしも正確とは言えません。

 

また、どのサイトの情報を参考にしているのか

分からないので、

知らないうちに著作権を無視して文章を盗んでしまう

恐れもあります。

 

その他に、情報漏洩やプライバシーの侵害などのリスクも

懸念されています。

 

学校教育では、児童生徒が自ら考える力を育成することが

重要だとしています。

インターネットはその力を伸ばすことをを手助けする

便利な道具です。

 

そのことを忘れてChatGPTに安易に答えを

求めてしまえば、自ら考える力は育成されません。

 

そのため、冒頭に挙げた東京都教育委員会の通知の中で、

・日記や読書感想文、プログラミング、ポスターなどの

夏休みの宿題について、児童生徒が

生成AIの回答をコピーしてそのまま提出させないこと

・レポートを課題として提出する際は、

授業中に教員が説明した内容を踏まえて書くこと

を注意喚起することが必要だとしています。

 

お家でも子どもがインターネットを適切に使うよう

よく見てあげてください。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。