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勉強部屋の作り方

2023/07/11
Victoryブログ

こんにちは。

Victory学院講師の山田修です。

 

「家では勉強に集中できない」という子どもはいます。

これは、部屋が片付いていなかったり、

机や本の配置が適切でないことが原因かもしれません。

 

集中力を高める環境を作るために、

勉強部屋をどのように配置すればいいのでしょうか?

 

部屋のレイアウトが勉強の能率に深く関わっていることは

科学的に実証されています。

英サルフォード大学が20112012年に行った実験では、

教室の「配色」や「光」など6項目の環境要因が

成績と関連を持っていることがわかりました。

 

勉強部屋をきちんと整理し、集中できる環境を作ることが

大切なのです。

 

集中できる勉強部屋づくりとして、

まずは机のレイアウトが重要です。

 

机の前面を壁につけているご家庭が多いと思います。

ですが、すぐ目の前に壁があると心理的に圧迫感を生じ、

集中力が落ちてしまいやすくなります。

机と壁の間はできるだけ空間を取り、

壁が顔の近くに迫らないように置く方がいいです。

 

また、机に対する窓の位置も重要です。

理想的な窓の位置は「利き手と反対側」です。

ペンを持つ手と反対側に窓があると、

自然光によって手元を明るくすることができます。

 

勉強道具の置き場所も重要です。

参考書など勉強に関連するものは、

なるべく目につきやすい場所に置きましょう。

勉強道具が視界に入るようにしておくことで、

勉強のスイッチをすぐにオンにすることができるので、

勉強にスムーズに取り掛かることができます。

 

また、嫌いであったり苦手な教科の参考書や問題集は、

より目立ちやすい場所に置くことも効果的です。

これは頻繁に目にするものほど好きになりやすいという

「単純接触効果」といわれるものです。

嫌いであったり苦手な教科に何度も接触することで、

抵抗感をなくしていくことができます。

 

集中力を高めるために適した色は「青色」です。

青色には気持ちをリラックスさせる「鎮静効果」があり、

焦りや苛立ちが鎮まり、勉強に没頭しやすくなります。

 

勉強部屋のお勧めは「昼光色」と呼ばれる色の照明です。

昼光色の蛍光灯や電球が放つ光は、

うっすらと青白く色づいています。

 

脳を活性化させてパフォーマンスを高めたい場合は

「黄色」が効果的です。

ですが黄色は疲労が溜まりやすいことも分かっています。

 

勉強に適した室温は25度程度だといわれています。

勉強部屋には見やすいところに室温計を置き、

暑すぎる・寒すぎると感じたときは、

こまめに調整しましょう。

 

部屋の「香り」も侮れません。

化粧品のポーラ化成工業株式会社のテストでは、

ローズマリーとペパーミントの香りを嗅いだ場合に

より多くのアイディアが出たそうです。

勉強時には香りにより嗅覚を刺激してはどうでしょうか?

 

配置や置き場所、色、温度、香りなどを工夫することで、

勉強の効率を向上させることができます。

子どもによって合う・合わないの基準は違います。

いろいろな方法を確かめながら、

子どもが最も集中しやすい勉強部屋を作ってください。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。