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ゲーム依存になっていませんか?

2022/09/27
Victoryブログ

こんにちは。

Victory学院講師の山田修です。

 

ゲームプレー時間の目安を定めた香川県の条例について、

8月30日に裁判所は「憲法に違反しない」という判決が

出されました。

 

ゲームやインターネットの依存症を防ごうと、香川県では

・18歳未満の子どもの1日のゲーム時間は

平日は60分、休日は90分まで

・スマートフォンの利用は中学生以下は午後9時まで、

それ以外は午後10時まで

の目安を示しました。

そしてその目安の時間を保護者に対して子どもに守らせる

努力義務を課した条例を2020年4月に施行しました。

 

裁判ではこの条例が憲法で保障された基本的人権を

制限しているかが争われましたが、

時間のルールを破ったとしても罰則がないので

人権を制限しているとはいえないと判断されたのです。

 

この条例が制定された当時、大きな話題となりました。

子どもたちがゲームやスマホの依存にならないか、

子どもを狙った犯罪に巻き込まれないか、

が親にとって心配です。

 

2019年に世界保健機構(WHO)

寝食を忘れてゲームに没頭し、生活や健康に深刻な影響が

出るゲーム依存症に対して、「ゲーム障害」として、

病気と認定しました。




 

依存症と認定された子どもの多くがオンラインゲームに

はまっていると言われています。

オンラインゲームは終わりがないためやめ時がわからず、

多くの時間とお金が費やされてしまいます。

 

また、新型コロナの影響で学校が休校になったり

外出が制限される生活が続いたことも

プレー時間が長くなる原因の一つです。

 

ゲームをすることは悪いことではありません。

仮想体験やコミュニケーション能力、成功体験の達成感を

味わうことができます。

また発想力や論理的思考を伸ばす効果もあります。

これはプログラミングに欠かせない能力です。

 

ですがゲーム中心の生活になり、

勉強や日常生活がおろそかになってはいけません。

 

ゲームにのめり込む子どもへの接し方として、

まずは1日のプレー時間を自分で記録させてください。

あまりにゲームをプレーする時間が長ければ、

「まずいかも…」と自分で気づくきっかけになります。

 

子どもが気づいたら、

ゲームの時間ややり方を親子で話し合ってください。

そのときは親の考えを一方的に押し付けるのではなく、

子どもの意見も尊重して、お互いが納得できるルールを

決めましょう。

 

ルールは守れなかったときの対応も決めてください。

そのときは完全に取り上げるのではなく、

一定の禁止期間を設け、その後に子どもに返すのが

良いでしょう。

ただし「勉強するからゲームを返して」と言われても

取引に応じてはいけません。

親子で決めたルールは守るようにしてください。

 

ゲーム時間が減るなど子どもの努力が見られたら

ぜひ褒めてあげてください。

自分が決めたことを達成する成功体験によって

自己肯定感を高めることにもなります。

 

ゲームに関する考え方はご家庭によっていろいろおあり

でしょう。

これが唯一のルールだ、といったものはありません。

子どもの気持ちを尊重しながら

ルールづくりを親子で話し合ってみてください。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。