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ご褒美はあり?なし?

2023/11/02
Victoryブログ

こんにちは。

Victory学院講師の山田修です。

 

勉強のやる気を見せない子どもに対して、

ご褒美を与えて勉強させる。

 

「子どものやる気は出るかもしれないけれど、

本当にこのやり方でいいのか?」

と悩まれる方も多いのではないでしょうか?

 

私自身はご褒美はよくないと思っています。

ご褒美で釣って勉強をさせると

ご褒美がないと勉強しない子になってしまい、

自分で学びを得て成長するという勉強本来の喜びを

味わえなくなってしまいます。

 

ですが、テスト前や受験前の一時的なパワーアップや

全く勉強しない子どもの第一歩のきっかけなど、

短期的にやる気をアップさせたい場合は

ご褒美を活用したほうが良い結果をもたらします。

 

ハーバード大学教授フライヤー氏の研究によると、

「ご褒美で釣ることは最終的に学力のアップに結びつく」

という結果が出ています。

 

ただし、テストで100点取るというように結果に対して

ご褒美を与えても学力には影響がありませんでした。

それよりも、結果を出すために努力したことに対して

ご褒美を与えると効果が大きいことがわかっています。

 

ご褒美の効果的な実践と注意点は以下のとおりです。

 

【ご褒美は心理的・言語的なものにする】

ご褒美を金銭にすると「勉強はお金をもらってするもの」

というネガティブなイメージを持ってしまいます。

それよりも家族みんなで美味しいものを食べに行くなど

子どもが「うれしい」「楽しい」という感情を持つような

心理的な報酬や、褒めるといった言語的報酬が

子どもの「もっと勉強したい」というポジティブな感情を

高めてくれます。

 

【ご褒美はサプライズで】

「◯◯したら××をあげる」のように、

あらかじめご褒美を言っておくことは避けましょう。

全く勉強をやる気のない子どもに対しては

効果があるかもしれません。

そうした子ども以外は、頑張ったことに対して

「一緒に遊園地に行こうか」と誘うなど、

本人の予期しない形でご褒美をあげるほうが効果的です。

 

【目標達成までのサポートを忘れない】

ご褒美作戦が成功して子どもが勉強を始めたら

それで終わりではなく、続けなければ意味がありません。

そのためには目標が必要です。

「次のテストで+20点」「△△校合格」といった

具体的な目標を親子で一緒に考えてください。

そして目標を達成するためには

何を、いつまでに、どれくらい勉強すればいいのかという

計画を立てなければいけません。

目標や計画が立てられたら、親御さんは目標達成まで

根気よくサポートを続けてください。

 

ご褒美は勉強を始める「きっかけ」です。

このきっかけを上手く活用して子どものやる気を引き出し

自主的に勉強を始め、その姿勢が続くよう、

子どものサポートをしてあげてください。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。