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「やればできる」

2023/09/27
Victoryブログ

こんにちは。

Victory学院講師の山田修です。

 

「やればできる」という言葉をよく聞きます。

 

頑張った子どもに「やればできるじゃないか」

と褒めたり、

「やればできるんだから頑張れ」と励ましの意味で

言ったりすると思います。

 

耳障りのいい言葉ですが、弊害もあると思います。

 

例えば頑張った子どもに対して「やればできる」と

言った場合、言われた子どもは肯定の意味だけでなく、

「いつもは頑張っていない」という否定の意味も

感じとります。

いつも頑張っている子どもに対しては

「やればできる」とは言わないですよね。

 

励ましの意味で「あなたはやればできるんだから」と

子どもに言う場合も、親の意図とは違うメッセージが

伝わることがあります。

 

やればできると言われた子どもが

実際にやってみてできなかった場合、

「僕はやってもできないんだ」となります。

そのレッテルを貼られるのが怖いので、

無意識に「やらない子」であり続けようとします。

 

本当の自分はやればできるんだ。

今はまだ本気を出していないだけ。

 

と、結果が出なかった理由を与えることになります。

それでは励ますつもりが逆効果になってしまいます。

 

「できる」「できない」は結果です。

「やる」「やらない」は行動です。

結果も大事ですが、

それ以上に行動するか、しないかが大事です。

 

「やればできる」と思って普段は行動しない子が

たまに頑張ってできたときに

「やればできるね」と褒められる。

それが気持ちが良くて、

ますますやらないでいる子どももいるでしょう。

 

子どもを褒めるときに「『やれば』できる」と

わざわざ言わなくても、

「できたね」でいいのです。

 

さらに、行動にフォーカスして「よく頑張ったね」と

伝えた方が、より肯定的な伝わり方をします。

その上で「あなたならきっとできるよ」と

励ましてあげてください。

 

子どもに出来たか、出来なかったか、ではなく

「やったことが素晴らしい」と伝え続けることで、

「やってみよう」という前向きな精神が育まれます。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。