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「やる気」について

2020/09/10
Victoryブログ

こんにちは。

塾頭山崎です。

今回は「やる気」についてです。

ニュースレター(9月号)にほぼ同じ内容を掲載しています。

「やる気」を和英辞典で調べると、

drive(積極性)

enthusiasm(熱意)

motivation(意欲)

と出てきますね。

「やる気」について

教室の中に「実力=熱意×練習量」

と掲げていますが、実は

「成績アップ=やる気×勉強の質×勉強の量」

とも言えます。

では、「やる気」はどうやって

出していけばいいのでしょうか。

実は、

「やる気」にはいくつかの種類があります。

やる気=テンション

1つ目はテンションです。

人はテンションを上げると

「瞬間的に」

やる気が出てきます。

この「テンションを上げる」

方法とは何でしょうか。

体を動かしたり、

大声を出したりすることです。

どうもやる気が出ないという時に

「よっしゃ!やるぞ~!」

といった気合の入る言葉を

お腹の底から出してみると

「瞬発的に」

やる気が上がります。

また、万歳ポーズで顔を上げながら

何度もジャンプしてみてください。

持続力には欠けますが、

瞬間的に自分を奮い立たせることができます。

やる気=モティベーション

2つ目はモティベーションです。

多分、多くの人がイメージするのが

この「やる気=モティベーション」

なのではないかと思います。

この「モティベーション」には、

「外的モティベーション」と

「内的モティベーション」があります。

「外的モティベーション」とは、文字通り、

「外からの要因で起こるモティベーション」です。

例えば、

成績が上がったらお小遣いを増額するとか、

ゲームを買ってあげるとか、です。

一時的にやる気を上げるのには効果がありますが、

持続しないのが弱点です。

また、一番怖いのが、この方法を多用してしまうと、

この「条件」がないと「やらなくなる」ということです。

これが最大のデメリットと言えます。

お子様が小学生のうちは使えるかもしれませんが、

中学生に多用するのは危険だと思います。

「外的モティベーション」の反対が

「内的モティベーション」で、

これは「自分の中からでてくるもの」です。

「将来、こうなりたい」とか

「こんな結果がほしい」という

「目的」の中に

この「内的モティベーション」の種があります。

難点は、

子どもたちはこの「目的」が見つけられず、

この「内的モティベーション」が

なかなか育たない、ということです。

では、どうしたらこの

「内的モティベーション」

を出せるようになるのでしょうか。

答えは、「意味を見出す力を持つ」ことです。

人は意味がないことをしたがりません。

例えば、「英語」。

よく生徒の中で「俺はずっと日本に住むし、

外国になんか行かないから英語を勉強しない」

という人がいます。

こういう生徒に「英語は大切だから勉強しなさい!」

と言っても、ほとんど無駄です。

「指示」で「内的モティベーション」は育まれません。

まず、「これはどんな意味があるのか」

と考える力が重要です。

「英語を勉強するとどういう意味

(メリット)があるのか」を考えさせるのです。

そして、考えさせるためには「質問力」が重要です。

「質問力」については別の回で取り上げたいと思います。

やる気=パッション(情熱)

そして、最後が「パッション(情熱)」です。

「内的モティベーション」が持続していくと

この「パッション」になります。

人が行動を起こす時に

「何のため」が明確になると、

この「パッション」が育ちます。

「何のため」=「強い目的意識」

ともいえるでしょう。

「何のため」とは、

高校や大学に入ることでも、

就職することでもありません。

「自分のため」でもありません。

なかなか勉強しない子どもに

「自分のためだよ」と言って、

素直に勉強する子がどれだけいるでしょうか。

その言葉で勉強してくれるなら、

こんな楽なことはありません。

なでしこジャパンがワールドカップで優勝し、

世界一になった時に言っていた言葉が

「東日本大震災の被災者のために」でした。

文明の進歩は、

「人々の暮らしを良くしたい」

という想いを持った先人たちによって

成し遂げられてきました。

この「他者や社会のために」

という想いで行動できるようになると、

「パッション」が持続するのです。

「高校合格」や「大学合格のため」

という終わりが来るものではなく、

いつまでも「終わりが来ないもの」

であることが大切です。

本当の人生というのは、

この「パッション」を持つところから

始まるともいわれています。

すぐに見つかることではないし、

実際のところ、

これを持っていない人の方が多い

のではないかと思います。

あなたのパッションは何ですか?

情熱をもって打ち込めることはありますか?

ぜひ、ご家族で話してみてくださいね。