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「でも」「だって」「どうせ」

2023/06/14
Victoryブログ

こんにちは。

Victory学院講師の山田修です。

 

子どもの様子を見ていると、

出来ていないことにどうしても目が行きがちですよね。

それに対して注意したりすることもあるでしょう。

 

親「勉強しなさい!」

子「でも隣の◯◯くんも勉強していないよ」

「だって勉強しても分からないもん」

「どうせやっても点数は上がらないよ」

 

などと言い訳っぽい言葉でやる気を見せないことが

あるかと思います。

 

そういう子どもに対して「あなたはやればできる」と

背中を押したりやる気を引き出そうとしても、

肝心の子どもはやろうとしない。

 

「でも」「だって」「どうせ」の「3つのD」は

行動しないことを正当化する言葉です。

 

「でも」「だって」「どうせ」出来ないんだから、

やらなくても仕方がないでしょ?

だから僕は悪くない。

 

この言葉の奥には、自己肯定感の低さが隠れています。

自己肯定感が低いために、自分自身に自信がなく、

何事にも否定的で、

それが無気力・無関心に繋がっているのです。

 

では、子どもの自己肯定感を高めるには

親はどう働きかけをすればいいでしょうか?

 

何よりも大切なことは、

ネガティブな言葉をかけないことです。

 

「ネガティビティバイアスnegativity bias」という言葉を

ご存知でしょうか?

人は、ポジティブな情報よりも、

ネガティブな情報に注意を向けやすく、記憶に残りやすい

という心理学用語です。

 

子どもにネガティブな言葉をかけると、

その状況を強く記憶してしまい、

マイナス思考から抜け出せなくなります。

 

ですが、自分の子どもに対しては出来ないことの方に

どうしても目が行きがちです。

「ほめたいけれど、ほめるところが見つからない」

 

そのときは、結果ではなくプロセスに目を向けましょう。

 

・テストの点数は良くなかったが、いつもより勉強した

・言われなくても自分から勉強を始めた

・朝自分で起きてきた

 

どんな小さなことでも、ポジティブな行動が見られたら

「頑張ってるね」と言葉をかけてあげてください。

 

「あなたを見ている」

「あなたを信じている」

「あなたを応援している」と子どもに伝えることで、

子どもは「自分はできる」と自信を持った強い心を

育むことができます。

 

思春期にある子どもは様々なことに敏感で、

ちょっとしたことで喜んだり、傷ついたりしながら

成長していきます。

自信をなくして思い悩む子どもを見て、支え方が分からず

悩んでいる親御さんもおられると思います。

 

正しく接することで、子どもに自信をつけて、

自己肯定感を高めてあげましょう。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。