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アンコンシャスバイアス

2023/05/25
Victoryブログ

こんにちは。

Victory学院講師の山田修です。

 

皆さまは例えばこのように思ったりはしていませんか?

 

・「O型の人はおおらか」「A型の人は几帳面」だと

 血液型で相手をイメージする

・「あの人はゆとり世代だから」と世代で相手を括る

・「親が単身赴任中」と聞くと父親と思う

・「消防士は男性」「看護師は女性」と

性別で仕事や役割を判断する

 

私たちは過去の経験や見聞きしたことに影響を受けて、

無意識のうちに偏ったモノの見方をすることがあります。

 

こうした無意識の思い込みを

「アンコンシャスバイアス“unconscious bias”」

と言います。

 

誰もが何らかのアンコンシャスバイアスを持っており、

何気ない行動や言動となって現れます。

それが相手にネガティブな印象を与え、

人間関係を悪化させることもあります。

 

アンコンシャスバイアスは、

子どもの進路選択にも影響を与えることがあります。

 

「女の子は理数系が苦手だから、文系に進みなさいね」

「男性は妻子を養わなければいけないんだから、

大学に行かないといいところに就職できないよ」

 

私たち大人がこうした固定的な性別役割分担意識や

無意識の思い込みを持ってはいないでしょうか?

 

アンコンシャスバイアスは無意識なので、

自分では気づきにくいものです。

そのため、自分の都合を優先したり、要望を叶えようと

決めつけや押しつけといった言動になって現れたりします。

 

子どもは自分で自分の人生を決める権利があります。

 

「普通はこうだ」「こんなことは出来るわけがない」

と決めつけることは避けなければいけません。

 

自分の価値観から一度離れて、

子どもの考えや希望を受け入れ、認めましょう。

そのうえで、親子で話し合ってください。

 

「なぜその進路を希望するのか?」

「この進路は子どもの能力を活かせるのか?」

「長く続けられるのか?」

 

こうした問いかけを親子で徹底的に話し合ってください。

そのときは、親子ともに

アンコンシャスバイアスに惑わされていないか?

周囲の意見に流されていないか?

といったことを意識してください。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

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