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「怒る」「叱る」「諭す」

2023/02/22
Victoryブログ

こんにちは

Victory学院講師の山田修です

 

子どもが自分の期待と違う言動をしたとき

みなさんは怒っていますか?

それとも叱っていますか?

 

自分の感情を子どもにぶつけるのが「怒る」

子どもの非を指摘して注意することが「叱る」

とその違いについてよく言われます

 

ですが叱るときはどうしても口調がキツくなります

思いが子どもにうまく伝えられるとは限りません

 

親は叱っているつもりでも

その言葉を受ける子どもが「怒られた」と感じれば

「叱る」は途端に「怒る」と同じものとして

かえって逆効果になりそうです

 

また思春期を迎えた子どもは

「反抗」「甘え」「依存」「自立」と

さまざまな感情に揺れ動く言動が目立つようになり

親に言われたことを素直に受け入れなくなります

 

子どもに対して「怒る」「叱る」がよくないのであれば

どのように言い聞かせればいいのでしょうか

 

子ども自身が叱られている理由について納得できるように

「諭す」ことが最も大切です

 

「諭す」とは

「物の道理を言い聞かせて納得させ

自発的に変わるように導くこと」

です

 

言葉にすると簡単に思えますが

納得させ自発的に変わるよう導くためには

子どもが真摯に受け止めさせなければなりません

 

そのためには行為に対して諭します

行為をした子どもの人格を否定してはいけません

 

「お前はダメなやつだ」

「本当に卑怯な子ね」

といった人格否定の言葉は

子どもに自己肯定感を持たせないようにしてしまいます

と同時に親に強い不信感を植え付けます

 

そのほかに

「過去のことを持ち出さない」

「他人と比較しない」

「プライドを傷つけないようみんなのいる場面は避ける」

などの配慮が必要です

 

人権を否定したり命を危険な目にさせる言動のように

その場で直ちに正さなければならないような場面では

「叱る」ことも必要でしょう

 

この瞬間にその行為を止めないと子どもの一生に関わる

と思ったときは「怒る」こともありだと思います

 

ですが「叱る」「怒る」はあくまで緊急の場合だけだと

考えてください

 

子どもを成長させる原動力となるのは

自尊感情(自分を認めてくれる人がいると感じること)です

そのために最初にするのは「諭す」ことです

 

カッとするときもあるかもしれませんが

感情的にならずに落ち着いて対応しましょう

 

最後までお読みいただきありがとうございます