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作文・小論文の対策は?

2022/09/07
Victoryブログ

こんにちは。

Victory学院講師の山田修です。

 

東京都教育委員会は9月1日に、今年の1月に行われた

東京都立高推薦入試で実施した小論文・作文等のテーマを

公開しました。

 

これによると日比谷や三田、戸山、青山、八王子東、

立川、国立等で小論文が出題されました。

 

うち日比谷高では、小問1で再生可能エネルギー推進に

向けた日本の取組みの現状を資料から読み取らせ、

200〜240字で書かせています。

小問2では地球温暖化対策について340〜400字で

考えを述べさせています。

 

また都立高校では一般入試でも国語で200字作文が

出題されます。

大学入試でも多くの大学・学部で小論文が出題されます。

 

このように入試では作文・小論文が出題されます。

 

では作文と小論文はどう違うのでしょうか。

 

作文は自分の体験や感想を述べるものであるのに対して、

小論文は課題に対して自分の立場(賛成か反対か)

明らかにして、その理由を述べるものです。

 

作文はテーマについて自分の体験やそれを通して感じた

ことを伝えることが目的の文章です。

求められるのは自分の気持ちや感想ですので、

読みやすさが第一です。

文学的な表現技法も効果的であれば使用しても

問題ありません。

 

それに対して小論文はテーマについて理由や根拠を示して

自分の意見や主張を伝えることが目的の文章です。

また意見や主張が相手に伝えるために

序論・本論・結論で構成します。

文学的な表現技法は基本的には使用しません。

 

つまり作文と小論文の一番の違いは「思い」を書くか

「意見」を述べるかです。

 

「思い」は自分の主観ですので自由に書けます。

「意見」は論理性が求められます。

 

例えば『読書』というテーマに対して、

「本を読むと想像力を掻き立てられるから楽しい」

と書くのは作文。

「イギリスのある大学の研究によると、

読書によりストレスが68%減少した。

これは音楽やコーヒーなどを上回る数値である。

だから読書を続けていきたい」

と書くのが小論文です。

 

都立高校一般入試の国語で出題されている200字作文は

問題文をもとに自分の意見を書きなさいというものです。




筆者の主張を正しく読み取り、自分の体験や見聞をもとに

自分の意見を根拠や理由を論理的に書きます。

そこには「読解力」「思考力」「表現力」が試されます。

 

ここまでお読みになって作文・小論文は難しい、

と思われたかもしれません。

文章を書き慣れていない子供にとっては難しいです。

ですので作文・小論文もトレーニングが必要です。

トレーニングを重ねることで書き方が身につきます。

それには志望校の過去問演習がおすすめです。

トレーニングを続けると書くことへの抵抗がなくなり、

国語の学力もアップします。

今日からトレーニングを始めましょう。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。