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塾頭の生い立ち~就職活動~その1

2020/09/08
Victoryブログ

こんにちは。

塾頭山崎です。

5年生になっていよいよ「就職活動」です。

今と違い、「インターン」などありません。

「エントリーシート」などというものも

ありませんでした。

通常、4年生になってから企業訪問をするのです。

私の同期は、すでに社会人1年目でした。

みんな、いわゆる、大企業に働いていました。

とは言っても、人事部は

「誰かいい人はいないのか」と

大学のゼミやサークルつながりで

人を見つけようとするのです。

私はチーフつながりやサークルの先輩から

「うちを受けに来いよ」と誘われました。

当時は、完全な「売り手」市場でした。

私は、全く企業について勉強せず、

「自分はどんなことがやりたいのか」

「自分はどんな仕事が向いているのか」

「自分はどんな人間なのか」

など、全然考えずに、言われるがまま

企業訪問をしていました。

ただ、漠然と「海外で働きたい」しか

考えていませんでした。

あとは「一生サラリーマンは嫌だ」くらいでした。

「一度きりの人生なのだから、起業がしたい」

と考えていましたが、具体的に「何」というアイデアも

持っておらず、単なる「憧れ」程度の考えでした。

また、当時の黒電話(携帯電話など存在しない!!)には

「キャッチホン」という機能がついていて、

誰かと通話していると「ツーツー」という音がすると、

後からかけてきた人と話すことができたのです。

しかし、私はそのキャッチホンを取ることはしませんでした。

というのも、キャッチホンを取ると今まで話をしていた人を

文字通り「待たせる」ことになるのです。

私は、就職は「縁」だと考えていたのです。

6月30日の夜に電話が鳴りました。

「S商事です。面接に来てください」

いよいよ始まりました。

大手商社の面接に行きました。

女子社員が「美人揃い」という噂は

本当で、びっくりしました。

面接会場では学生が10人くらいいました。

「集団面接」

相手は2人。人事部の人でした。

自己紹介を聞いていたら

みんな「体育会」出身者でした。

その中で「サークル」出身は私のみ。

集団面接では、

面接官の印象に残るようなことを

言わなければなりません。

しかし、10人もライバルがいると

質問の答えを用意するのが

大変です。

言おうと思ったことが前に人に

言われてしまうと、「同じです」

と言わねばならず、「印象」に残りません。

そんな中で人事部の若い社員が

「就職活動は売り手市場とは言っても

企業が選ぶ側だから学生は立場が弱いですよね」

的なコメントをしてきました。

それに同意するような形で他の学生たちは

「そう思います」と答えていきました。

私の順番になり、私は思わず

「私はそうは思いません。

企業側が私たちを見ているように

私たちも企業側を見ています。

対等です」的なことを

口にしてしまいました。(;^_^A

面接があった日の夜に再度企業側から電話があれば

面接は次の段階に行くのです。

その日の夜、その大手商社から電話は

ありました。

人事部の人は

「今日は、言いたい放題言ってくれたね」

と。

「すみません」

と私。

「うちに来てくれるかね」

「すみません。まだ始まったばかりなので決められません。」

と私。

「父がメーカーだったので、メーカーの話も聞いてみたいです」

と伝えたところ、

「分かった。しばらく時間をあげるから他社を見てきなさい」

と言ってくれました。

大手商社ならこの会社かM物産に行きたいと思っていた私。

しかし、結局、M物産から電話はかかってきませんでした。

後々同社に勤めていた同期から

「絶対電話をかけたはずだ」

と言われたので、

「キャッチホン」でとらなかった中に同社の電話が

あったのに違いない、と思いました。

M物産とは「縁」がなかったのです。

今日はここまでです。

最後までお読みいただき誠にありがとうございました。